2013年12月31日火曜日

謹賀新年 2014年

 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。 
 日頃は、地域の皆様方から温かいご理解とご支援を賜り、心より感謝と御礼を申し上げます。

 昨年7月の参議院選挙では、自由民主党に対し強力なご支援を頂き、衆参の「ねじれ」にようやく終止符を打つことが出来ました。安倍内閣は、国民の期待を真摯に受け止め、デフレ脱却、経済再生の実現に全力で取り組んでおり、地方経済においても、僅かながら景気回復の兆しが見られてきたところであります。しかしながら、地方のなかでもとりわけ本県で急速に進む少子高齢化や過疎化は、経済活動や県民生活へ極めて深刻な影響を与えており、経済再生の効果を如何にして本県経済へ波及させ、地域再生を図っていくかが、青森県政における喫緊の課題であり、自由民主党県議会議員としての最も重要な使命であると、年頭にあたり自ら決意を新たにしております。

 このためには、先ず第一に積極的な「景気対策」が必要であり、本県経済を支えている中小企業等が安定的に経営を行えるよう、金融対策、研究開発支援、産学官金連携の促進を図るよう積極的に政策支援を行ってまいります。また、東北新幹線全線開業のメリットの最大限の活用が図られ、観光産業の活性化と農林水産業の振興が県全体に波及するよう全力で取り組んでまいります。特に、農林水産業に強みを有する下北地域については、「食」の視点から「6次産業化」等を中心に産業の高度化、多角化を推進してまいります。

 一方、経済活性化を図るためには、輸送能力の向上や地域間連携、交流人口拡大の促進が重要でありますので、それを支える道路網等交通体系の整備を進めてまいります。特に、道路をはじめとした社会インフラが脆弱な下北地域においては、「下北縦貫道路」の早期完成をはじめとした災害時の避難ルート整備等、災害に強い地域づくりを全力で推進し、経済活性化とともに地域住民の更なる安全・安心を確保し、生活環境の向上の実現を目指してまいります。

 少子高齢化が進む本県は、地域経済の再生を図りながら、「持続可能な地域社会の形成」を着実に進めていかなければなりません。そのためには、県民が培ってきた「家族」「地域」「郷土」を愛し大切にする心、「自助、共助の精神」を大切に育みながら、地域コミュニティの充実を図り、地域力を高めていく努力が必要です。地域の一人ひとりの心を育み、信頼を紡いでいくためにも、教育、福祉の充実、特に「地域医療」の拡充が重要であると認識しており、最大限の努力を傾注してまいります。

 本年も、なにとぞ変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げますとともに、皆様にとりまして健康で幸せな一年となりますよう心よりご祈念申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。